宮地大介が、映画史に燦然と輝く伝説の名作『醉いどれ天使』、
深作健太演出の舞台に出演致します。
11月7日(金)より東京は明治座、愛知・御園座、大阪・新歌舞伎座にて上演。
一般発売は、9月14日(日)より明治座、各プレイガイドにて発売されます。
ぜひごチェックください!
『醉いどれ天使』
原作:黒澤明 植草圭之助
脚本:蓬莱竜太
演出:深作健太
主演:北山宏光
北山宏光主演で、黒澤明と三船敏郎が初めてタッグを組んだ伝説の作品が舞台上に蘇る!
現代社会に熱く突きつける衝撃の話題作。
<あらすじ>
夜に隠れ、朝を恐れ、昼を恥じて、ただ、息をする-
当たり前のように存在していたすべてが失われた、敗戦後の東京。
戦争で帰る場所を失った人々は、荒れ果てた都市に流れ着き、闇市でその日その日を生き延びていた。
ある夜、銃創の手当てを受けに、闇市の顔役・松永が真田の診療所を訪れる。 真田は闇市の界隈に住む人々を診る町医者で、酒に溺れ口は悪いが、心根は優しく一流の腕の持ち主。 顔色が悪く咳込む松永を、診療所に住み込みで働く美代も心配する。
一目見て肺病に侵されていると判断した真田は治療を勧めるが、松永は言うことを聞かずに診療所を飛び出し、闇市の様子を見回るのだった。
居酒屋で働く同郷の幼馴染のぎんは、そんな松永を心配しつつも、密かに想いを寄せるようになっていた。
しかし、着々と病魔が松永を蝕み、ダンサーの奈々江は彼から離れていく。
戦後の混乱の中、松永の采配によって落ち着きを保っていた闇市だったが、松永の兄貴分の岡田が出所し、闇の世界の力関係に変化が起きていくのであった…。
<コメント>
黒澤プロダクション
このたび、映画『醉いどれ天使』が再び舞台として甦ることを、心より嬉しく思っております。
本作は、戦後の混沌とした時代において、黒澤明が人間の強さと弱さ、そして希望を描いた記念すべき作品であり、俳優・三船敏郎との最初の邂逅でもあります。
舞台という新たな表現の場において、現代の感性と技術をもってこの物語がどう描かれるのか、大きな期待を寄せております。 黒澤が遺したメッセージが、今を生きる人々の心に届くことを願っております。
演出・深作健太
黒澤明監督の名作〈映画〉を〈演劇〉として再構築する。 重責に押し潰されそうな仕事をあえてお引き受けした最大の理由は、蓬莱竜太さんによる素晴らしい脚本でした。
〈新しい戦前〉ともいわれる現代。戦後80年の節目となる年に、焼跡の瓦礫を振り返る事は、とても意味のある事だと思えるのです。まるで野良犬のように、ひと握りの希望を求めて〈闇市〉をうろついた人間たち。その根底にある〈滅びの美学〉は、映画『仁義なき戦い』の中でも描かれた父・深作欣二の青春時代ともつながっています。
モノクロの舞台セットの中で、才能あふれる北山宏光さんと御一緒に、まったく新しい極彩色の松永像を創り出す事ができたら。そして深作組の盟友・西川裕一さんが舞台上で奏でる、生きた音風景にも御期待ください。
舞台『醉いどれ天使』
【公演概要】
<東京公演>
11月7日(金)~23日(日)
【開演時間】12:00/17:00
<愛知公演>
【日程】11月28日(金)~30日(日)
【開演時間】12:00/17:00
<大阪公演>
【日程】12月5日(金)~14日(日)
【出演】
北山 宏光
渡辺 大
横山 由依 岡田 結実(Wキャスト)
阪口 珠美
佐藤 仁美
大鶴 義丹
堀野内 智
神農 直隆
生津 徹
宮地 大介
葉山 昴
松井 朝海
桑原 亨成
荒井 洸子
片岡 正二郎
西川 裕一
八木橋 華月
朝倉 智尋
奥富 夕渚
夕希奈
【公演に関するお問い合わせ】
03-3666-6666(明治座チケットセンター10:00~17:00)
052-222-8222(御園座営業部 平日10:00~18:00)
06-7730-2222(新歌舞伎座テレホン予約センター10:00~16:00)