※以前、医療改革についてと頼まれた文章を再アップしています。
アメリカで肝臓と腎臓の移植手術を受けた。職業はお笑い芸人。
俗に特殊な能力を持つ芸能人を異色タレントなどとよぶ。
私の場合漢字が違い、移植タレントである。
日米での医療体験を元に医療現場の改革案を提示してみたい。
アメリカでの入院生活は快適なものであった。
病室は完全に個室であり、ユニットバス付き。ケーブルテレビは見放題で、
部屋に電話もある。ノートパソコンを持ち込み、勝手にネットに繋げても、誰一人文句も言わない。
そろそろ、日本の病院も考えなければいけない。
サラリーマンの医療費も3割負担になって、患者に心地よい医療サービスを考えよう。
入院中の楽しみといえばテレビくらいだ。
せめて衛星放送かビデオデッキくらいは欲しいものだ。
病院内に、レンタルビデオ屋があってもいいだろう。
TSUTAYA 東大付属病院新館店。
これは、入院中の退屈しのぎになる。
退屈といえば、外来での診察の待ち時間だ。
今通う東大病院では、ポケベルを持たされ、診察の順番がくるとメロディーが鳴る。
しかし、誰もが同じメロディーなので、混乱するし飽きてくる。
そこで、オリジナル着メロのダウンロードサービスだ。
今日は肝生検の日。痛くて恐いなとびびっている。
すると、診察を知らせる着メロが、待ち合い室に響きわたる。
♪ やだねったら、やだね。やだねったら、やだね。
こんな楽しいポケベルなら診察待ちの時間もワクワクするだろう。
どうしても病院は生真面目なところというイメージが強い。
しかし、アメリカは違った。どこか遊び心があるのだ。
クリスマスの頃、ちょっとした処置のために手術室へ向かったことがある。
すると観音開きのオペ室の扉に、クリスマスプレゼントの箱のようなデコレーションがしてあるのだ。
つまり、扉を開けると、丁度プレゼントの箱が開くようになっている。
プレゼントの中身は、手術台である。
室内には、軽快なロックが流れ、それに合わせ白人が肩を揺らして踊っていた。
そして、恐怖にひきつるオレを見て、恐くないよとおどけて見せるのだ。
日本の病院にも、もっと笑いがあってもいいだろう。